あなたの話 聴くよ
登場人物
積極的に前にも出るタイプの頑張り屋さん。大変な状況でも、自分の力で乗り越えようとする強い気持ちを持っている。
わかばにとって、学校で一番仲良しの友達。おっとりしているが、なんでもコツコツ取り組む縁の下の力持ちタイプ。
ストーリー
いつもは連絡してもすぐ返信をくれるわかばさん。しかし、ここ数日は返信が来ません。
また、学校でも宿題を忘れてきたり、授業に遅刻してきたりと、いつもと違うわかばさんの様子を見て、心配に思ったいずみさんは勇気を出して、わかばさんに声をかけます。
質問
いずみさんが積極的に声をかけたら、
わかばさんはつらい気持ちを
話してくれました。
つらい気持ちを話してくれた時、
どちらの言葉を返すのがよいでしょうか?
AとBどちらが適切でしょうか?
適切だと思う方をクリックしてみましょう。
どちらか選んだら解説が出てきます。
解説を読んで、
適切な対応を学びましょう。
[ 解説 ]
相手の話や気持ちを
そのまま受け止めながら聴き、
「大変だったね」「つらかったね」
など、
寄り添う言葉を
かけてあげることが
大切です
まずは、相手の話をそのまま受け止めて寄り添うことが、安心につながります。「話を聴くだけでは何もならない」「何か気の利いたことを言わなきゃいけない」と感じる人もいるかもしれませんが、自分のことを思ってくれる人の存在を感じるだけでも、気持ちが楽になったり、心の支えになります。
一方、安易な励ましや助言は「何もわかってくれない」「これ以上どう頑張ればよいのかわからない」「自分はやっぱり駄目なんだ」と、相手を追い詰めてしまうことがあります。本人としては色々考えたけれど、うまくいかないと感じている場合も多く、より深い諦めや自分を責めてしまうことにもつながりかねません。
話を聴くときには、そのまま受け止めて、寄り添う聴き方をすることが大切です。このような聞き方を「傾聴」と言います。
聴き方(傾聴)のポイント
- ・優しく、温かみのある態度で聴く
- ・相手の方に体を向けたり、顔を見たりしながら聴く
- ・相手の話を否定せずに、じっくり話を聴く
- ・相手が話した言葉をそのまま受け止める
- ・「うんうん」「そうなんだ」などの相づちを上手に使う
- ・沈黙にも耐える
「死にたい・消えたい」と
打ち明けられた時には、
「死にたいほどつらい、
消えたいほどつらい」
と受け止めましょう。
身近な人から死にたい、消えたいなどといわれたら、大きく動揺してしまったり、困ってしまい話をそらそうとしてしまったり、「そんなこと言っちゃダメだよ」と否定してしまいそうになるかもしれません。
そんな時には、「死にたい(消えたい)くらい、つらい気持ちなんだ」と受け止めることが大切です。まずは、「話してくれてありがとう」という気持ちや、「大変だったね」と労いの言葉をしっかり相手に伝えましょう。それから、自分が味方であるということを伝えられると良いです。
3話目まで読んだら、
応募フォームが出てくるよ。
解説を読んで答えだと思う選択肢を
フォームで回答してくれたら、
抽選でQUOカードが当たるよ!